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野田MAP『パイパー』

Piper年始よりスタートした野田秀樹の新作の芝居「パイパー」を観に行きました。
昨年の「キル」に引き続き、一年のスタートに新しいお芝居を観ることができることはラッキーな気がしました。

ストーリーは、千年後の火星が舞台。
地球を住処にしていた地球人たちは、新たな希望の地を求め火星へと移り住む様になる。
そこは、私たち人間の希望に溢れる憧れの地であった。
そして、人間と共に移住した人間が作り出した“パイパー”。

パイパーは私たち人間を幸せにしてくれるために存在していた。
人間の暴力性、悪を吸い取り、平和をもたらしていた。
そして、私たちの幸福度を“パイパー値”と言われる数字で表す様になっていた。
昨日と変わらない生活をしていても、パイパー値が上昇すれば
「なんだか幸せになっている様な気がする。」と、いうのだ。

しかし、長い年月を経てその“パイパー”は、人間を不安と恐怖に陥れる存在となっていった。
かつて、希望に満ちあふれていた土地は殺伐とし、
そこには幸福なんて存在していないようだった。
そんな時代に懸命に生きる二人の姉妹と周りの人々。
歴史の中に学ぶべきものはあるのだろうか。
その中で彼らが見つけたものは何であったのか。

二人の姉妹役が、宮沢りえと松たか子。
以前から二人の舞台は予想以上に良く、私的にも期待度が高かった。
その期待を裏切られることなく二人はパワフルに繊細に演じきっていました。
あの細い身体のどこにそんなエネルギーがあるのかと信じられない様な気持ちです。
だから、舞台はおもしろい。
スクリーンやテレビの中では感じることができない
役者さんたちの生命感というのか、
そのエネルギーを感じることができるのです。

今回の作品は、今までの中でも比較的わかり易いのではないでしょうか。
以前よりも言葉数も割と少なく、無駄にいじりすぎてないような。
でも、今回の作品は、とても大事なことを私たちに投げかけているし、
ストレートに伝える強さを感じました。

でも、私は無駄も好きだし、予測不可能な野田秀樹の演技も好きです。
今回は控えめだったのでちょっと残念。
でも、千秋楽近くにもう一度観る予定なのでちょっと演出が変わってくるかも
しれませんからね。楽しみです。

本当に大切なものは目に見えないのだと思う。
ましてや、幸せを数値で表そうなんて一部の人間のエゴにしかすぎない。
その数値に翻弄されている正に現代の私たち。
自分自身を見失わずに生きていきたいものです。

当日券もあるようですよ。
詳しくはこちらまで↓

http://www.nodamap.com/en/piper/

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