屋久島の森
昨年の9月に初めて屋久島を訪れました。
滞在時間は短かったのですが、縄文杉登山も経験することが出来とても素晴らしい旅でした。
我々が訪れた9月。
ひと月に35日雨が降ると言われているこの島には珍しく、ここひと月ばかり雨がほとんど降っていなかったそうです。
しかし、まさしく登山の日の早朝からポツポツと降り始めた雨は、次第にひどくなり我々は大雨と共に縄文杉を目指すことになりました。
朝4時前には起き、5時に宿を出発。
バスで荒川登山口へ向かい、6時半から登山開始。
初めは平坦なトロッコ道。
江戸時代から昭和30年代まで屋久杉の大量伐採のため人々は深い森の中から巨木を切り倒しては、トロッコ電車に乗せて島外へ運び出していたのです。
今では、このトロッコ電車は発電所の補修や土埋木の輸送に活用されているそうです。
そのトロッコ道を、ひたすら、ひたすら歩きます。
花柄傘をさしたガイドさんの後ろ姿です。
途中、いくつも橋を渡りましたが、数年前に欄干が出来たばかりの橋は川から何メートルの高さにあるだろうか、足元も木と木の間がものすごくあいていて滑ったら川へ真っ逆さまです。
私でさえ、欄干がなかったら渡ることができたかどうか・・・
実際に今年に入って3人落ちているなんて。。。ガイドさんが言ってました。
歩くペースも速いのと、雨で本当に足元が滑りやすくとても緊張していた為、ほとんど写真を撮ることが出来なかった今回。
私のデジカメは、途中で電源がオフにならなくなり、さらに一度オフにしたら二度とオンにならなくなってしまい・・・
ゴール地点の縄文杉では本当に写真どころではありませんでした。
雨粒の大きさが半端ないです。
らっきょう大位の雨粒です。ひどい時はタマネギ大位の雨粒も落ちて来るそうです。
大袈裟な・・・なんて思うかもしれませんが、はっきり言って大袈裟ではないとこのとき確信しました。
そんな中、頑張って撮ってくれたルームメイトの写真をお借りしました。
これが、縄文杉です。
樹齢4千年とも7千年とも言われています。現在知られている屋久杉の中で最も最古で最も太いものとされています。
この木を目の前にすると、人は無言になります。
それまでの登山の疲れは一気に吹き飛びます。
雨にうたれている姿はあまりにも堂々としていて、微動だにしない、揺るぎない信念みたいなものの様に思えます。
しかし、雨がすごい。
この巨木を前にして思いっきり何時間でも思いを巡らせたいのですが、らっきょう大の雨粒が体を打ち付け、体温をどんどん奪っていきます。
そして、この悪天候にも関わらず観光客の多いこと・・・
帰りの時間もある為、しばらく滞在してすぐに下山となりました。
下山していく途中、やっと雨も弱まり少し写真を撮る余裕もできてきました。
乾いた大地がたくさんの水分を含み、苔たちもツヤツヤとふっくらしてとても嬉しそうでした。
往復11時間にも及ぶ登山も無事に終了し(登山口に戻ったのが17時半頃)、疲れた体を引きずるようにして宿へと帰りました。
とにかく疲れましたが、そもそも日帰りというのが間違いでした。
次回は縄文杉付近の山小屋に1泊してのんびり少人数で歩きたいと思います。
1泊すれば、星空を見上げながら縄文杉を観ることも出来るし、朝焼けに染まる縄文杉もじっくりとゆっくりと観れいいですね〜。
また、次回の楽しみにしておきます。
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